今更なんて言わせない・・・大人の近代史です!
今回は「日清戦争」についてお話します。
大人の近代史はライトに楽しんでもらえる放送を目指してるので、
深堀せずに概要を説明したいと思います!
音声はこちら↓↓↓
日清戦争とは
日清戦争は1894年に日本と清(当時の中国)の間で起きた戦争
当時の日本は明治維新を経て、憲法を定めて近代国家として着々と力をつけていた
対する中国はアヘン戦争などで列強国に敗北続きで全盛期の力を失っていた
ただ列強国も清は大国だから「眠れる獅子」と思って警戒してたんだよね
戦争のきっかけ
朝鮮半島をめぐる争い
教科書で見たことある!
ジョルジュ・ビゴーの「魚釣り遊び」っていう風刺画だね
川を挟んでサムライ姿の日本と辮髪姿の清が魚(朝鮮半島)を釣ろうと頑張っている その様子を虎視眈々と橋の上から眺めているロシア 当時の朝鮮半島をめぐる状況を風刺した作品です
日本はロシアが怖い。
中国なら何とかなる。
そんな想いがあってとにかくロシアの南下を防ぎたかったのかな・・・
戦争の経過
当時の朝鮮は清の属国だった。
朝鮮も親日派、親中派に分かれて内乱のような状況であった。
日本、清共に朝鮮に出兵するも、
日本軍が撤退した後も清が軍隊を駐留させたままとなっていたので戦争となる。
戦争の結果は日本が勝利する。
日本が勝てた理由 ・日本の方が近代化が進んでいた ・軍隊が統率されていた ⇒ 士気も高かった
清国は軍隊も軍閥ごとに組織されていたので、指揮系統がバラバラだった・・・
どんなに数が勝ってたとしても、バラバラの軍隊は勝てない!
歴史が物語っています。
下関条約
・清は多額の賠償金を払う →貧しかった日本が潤う いろんな産業を作り出せた(例:製鉄業) ・朝鮮半島の独立を認めさせた →日本が手を出せるようになった ・領土割譲(台湾、遼東半島等) →初の対外領土を獲得
特に対外領土を獲得したことで、初の植民地経営に力を注ぐことになり
台湾はその中でもインフラから教育機関などで多額の投資をすることになります。
⇒このことが結果的に現在の親日感情を生んでいる遠因とも言われます
中韓に比べて確かに台湾は親日の国ですからね。
三国干渉を経て・・・
独仏露の三国干渉で「遼東半島」は返還することになる
⇒大国の圧力に屈した日本はロシア憎しの感情が生まれる
このことが約10年後の日露戦争の火種としてくすぶることになります
日清戦争ってその後のいろいろな出来事につながっていくんだね!