「山口県下関への旅」角島・関門海峡・元乃隅神社

通史

🏠宿泊先のコテージ:海が一望できるテラス

宿はテラスから海が一望できる素敵なコテージ。


⛩️元乃隅神社(もとのすみじんじゃ)|赤い鳥居と願いの賽銭箱

朝7時、長門市の日本海側にある元乃隅神社へ出発。道はかなり狭く、もし対向車が来たらちょっとドキドキ。

📜神社の歴史

明治38年、小さな漁村の守り神として創建。1987年から地元の漁師さんたちが10年かけて123基の赤い鳥居を建て、海に向かって100m以上も続いています。

📷その美しさはCNNの「日本で最も美しい場所31選」にも選出!

🎯高さ6メートルの賽銭箱

大鳥居の上に賽銭箱があり、お金が入れば願いが叶うとか。でも、なかなか入らない…。


🌉角島&角島大橋|透明な海と美しい曲線の橋

角島は面積約3.8㎢、人口約600人の小さな島。2000年に全長1780mの角島大橋が開通し、車で渡れるように。

透明度18mの美しい海と、鳩島を迂回するように描かれた橋の曲線美は圧巻!

この景観で2003年に土木学会デザイン賞を受賞しました。


🔦角島灯台|日本海側初の洋式灯台

1875年、英国人ブラントンの設計で建てられた角島灯台。高さ22.7m、105段の螺旋階段はなかなかの運動。


🚻道の駅 北浦街道 豊北|トイレから海が見える!?

角島の南にある道の駅「北浦街道 豊北」は、本州最西端の道の駅。

山口県は道の駅構想の先駆者で、萩市が国内初登録。

🏆人気の理由

  • 2016年・2018年にトリップアドバイザー「日本一の道の駅」
  • 平均売上は全国の3〜4倍!

市場の物産展や、レストラン「わくわく亭」のいか天ぷら定食も大満足!


⚰️高杉晋作 終焉の地|志士の最期に想いを馳せる

JR下関駅から北へ約1km、住宅街にある石碑。高杉晋作は1867年、肺結核で療養していた林算九郎邸の離れで亡くなりました。

「東行」という号は、西行法師に憧れて自らつけたもの。
詠んだ歌も印象的です。

「西へ行く 人を慕ひて 東行く 心の底そ 神や知るらむ」


🐡下関とふぐ文化|「フク」は福を呼ぶ

  • 下関では「ふぐ」を「フク(福)」と呼び、縁起物として親しまれています。
  • 実は縄文時代の遺跡からもふぐの骨が発掘されているとか。
  • 江戸時代は食べたら家禄没収という厳罰も。
  • 明治時代、伊藤博文が食べて「こんな旨い魚を食べないのは損」と言い、解禁!

現在、下関はとらふぐの取扱量日本一。加工技術も高く、「下関ふく」としてブランド化されています。


🐟唐戸市場&カモンワーフ|ふぐとの再会

14時に唐戸市場に行ったら、ほとんど営業終了…。あきらめきれず隣の「カモンワーフ」へ。魚屋でとらふぐの刺身が1000円!外のテーブルで少し恥ずかしかったけど、ふぐ刺しを堪能!

💡【攻略法】
午前中に行くのが正解!金土日や祝日には「馬関街」が開催され、海鮮丼や寿司も楽しめます。


🏛️旧下関英国領事館|歴史感じるレンガ造り

1901年建設。日英同盟の前年で、現存する最古の領事館建築。

中には当時の調度品や、若きエリザベス女王の肖像画も。2階のカフェでは、英国気分で優雅に過ごせます。


🌊関門海峡&歴史の舞台

  • 山口と福岡を隔てる海峡。幅は狭いところで約500m。
  • 古くは干潮時に陸続きだった記録も。

⚔壇ノ浦の戦い(1185年)

平家が源氏に敗れ滅亡。8歳の安徳天皇も祖母とともに入水。この歴史を祀るのが「赤間神宮」。赤い竜宮城のような外観が印象的です。


📜日清講和記念館|下関条約の舞台

日清戦争の講和条約は、下関の料亭「春帆楼」で締結。その隣にある記念館では、当時の会議室が再現され、実際の調度品も展示。


💣幕末の下関と関門海峡

村田清風の「越荷方制度」

通過する船の荷を一時保管・買い取りして利益を得る仕組みで、下関は物流拠点に。

下関戦争(1863年)

長州藩がアメリカ商船を砲撃し、英・仏・蘭・米の艦隊に完敗。関門海峡が激戦の地に。


🏞️みもすそ川公園

みもすそ川公園には、長州砲のレプリカや「壇ノ浦の戦い」のモニュメントがある。
「鎌倉殿の13人」出演者の手形もあり、手を合わせながら時代を感じる楽しみも。

🏞️長府庭園

長府庭園は長府毛利藩家老・西運長の屋敷跡で、広大で静かな日本庭園。ししおどしの音がたまらなく心地よい。
小高い山を登ると「イノシシ注意」の看板も…。


🛫山口宇部空港でのリベンジ失敗…

空港で夕食リベンジ!と思ったら、レストランのラストオーダーは18:30…。
唯一開いていたコンビニも19:30閉店。コッペパンとおにぎりで締めることに。

旅の最後こそごちそうを食べたかったけど、またそれも旅の楽しみ!

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