シーメンス事件

事件

音声はこちら↓↓↓

【参考動画】

事前知識として・・・・
山本権兵衛
1852年生まれ、1933年没
薩摩藩出身
海軍大臣、内閣総理大臣(2回)経験
立憲政友会が後ろ盾として政権に参加
→藩閥政治ではない

■やったこと
軍部大臣現役武官制の改正
→予備役、後備役にまで拡大

長まろ
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大正政変の引き金となった悪法を改正しました!

★シーメンス事件とは
日本帝国海軍がドイツのシーメンス社から賄賂を受け取って、
兵器を不正に購入した汚職事件のこと

長まろ
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シーメンス社は現代でも存続しているドイツの電気工学テクノロジーカンパニーです。

■シーメンス社とは・・・
1847年創業の電気工学テクノロジーカンパニー

通常は入札により企業に価格競争をさせて、
一番安価を提示した企業と契約を結ぶ

しかし事前に海軍の一部の人間がシーメンス社に事前情報をリーク
・予算
・入札予想企業
・他社の参考価格

シーメンス社から賄賂をもらうことでWin-Winの関係だった

■事件の発覚
1913年10月 カール・リヒテルがこの日本海軍との不正をネタに東京のシーメンス社を脅す
→脅しに失敗し、ロイター通信特派員に秘密書類を売り渡す
→シーメンス重役は信用失墜を恐れて秘密書類を50,000円で買い取り一時収束
しかし、ドイツの秘密機関がカールリヒテルを恫喝行為により捕まえる
→ドイツで裁判にかけられる。裁判結果は当然有罪に。
 しかも公表された結果には汚職に関わった日本海軍将校の名前が載ってしまった

■結果
1914年1月 日本にドイツでの裁判結果が伝わり公に知られてしまう
同月に開かれていた帝国議会で内閣は痛烈に批判を受ける

長まろ
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当時の首相山本権兵衛は海軍出身だったからですね

そもそも大正政変で国民が求めていたのはクリーンな政治運営


2月に入ると怒った民衆が国会を包囲して山本内閣の解散を要求
衆議院は立憲政友会が過半数を占めていたので問題なかったが
貴族院が山本内閣の予算案を拒絶してしまう.・・・
世論も貴族院も敵に回してしまった山本内閣は政権運営継続ができず解散となる

長まろ
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以上がシーメンス事件のざっくりとした流れになります。

詳細はぜひ音声でご確認ください!

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