
おが太郎
今回の参考文献です
当時の帝政ロシアの様子や、明石元二郎の生い立ちから諜報活動の細かな描写まで書かれていてとても読みやすく、わかりやすくまとめてあるので個人的にとても満足な本でした。
この本の最後の方に書かれていた文章が印象的でした。
「明石元二郎は生きた将校の身で国家の銘を担うような活動が可能だったのは、国全体が若く官僚主義などという老廃物がなかったから・・・」
「太平洋戦争当時も優れた情報マンはいたが、国が成熟し組織ががっちりと固まってしまった結果それはいかされなかった。」
明石元二郎の活躍はその才能と努力だけでなく、その時代が彼をまた活躍させたのだと感じる