蕨スタンと呼ばれる埼玉県蕨市
クルド人のことを「クルディスタン」と呼ぶことから、蕨と文字って「蕨スタン」と呼ばれるんです。
埼玉県南東部に位置する東京のベッドタウン
人口約7万5000人
うち外国人の人口は7125人（☞蕨市の10人に1人が外国人）
クルド人2000人程度と言われる
正確に何人住んでるかまではわかっていません。
正規の手続きを通して住んでいる人もいれば、そうでない人もいます。
在日クルド人の多くは観光ビザで来日している
難民認定申請をすれば一時的に日本での居住は認められる
しかし、日本はトルコとの関係を考慮し、クルド人を難民として認めていない
そのためビザなしの身分不安定なクルド人が多く暮らしている
例：結婚×、家を借りる×、健康保険×
特に健康保険に入れないと医療費は全額なので、大きな病気したらと考えるときついですよね。
クルド人は何で蕨に集まってくるの？
なぜ蕨に集まってくるのか？
一言で言うなら、既に暮らしているクルド人を頼って来るクルド人が多いためです。
既に永住権を手に入れているクルド人が部屋を借り、
別のクルド人に転貸していると言われる
例えば、隣駅の西川口はすでに中華街と呼ばれるくらい中国籍の住人が多い
近隣地域に外国人が多いため、偏見なども少ないと言われる
不法に滞在しているクルド人が問題をしばしば起こすことで地域住民との摩擦が起きてしまっています。これが俗に言う「蕨スタン問題」です。
そんな日本に住むクルド人は元の国に強制送還もされず
野放し状態となっているのが現実である（いわゆる仮放免状態）
国が何も対策を取らず、自治体に丸投げ状態となり、
自治体にとっては大きな負担となってしまっている。
クルド人問題とは
★クルド人
トルコ、シリア、イラク、イランにまたがっているクルディスタンという地域に住む民族。
イスラム教を信仰している。
世界に3000万人ほどいるとされており、「国家を持たない世界最大民族」と呼ばれている。
クルド人で歴史上最も有名な人物には、あのサラディンがいます。
（アイユーブ朝の創始者、第3回十字軍を戦ったイスラム国家の英雄）
元々クルド人が住んでいた地域はオスマン帝国が統治していた。
しかし第一次世界大戦でオスマン帝国が連合国に敗れたことで、
当時のオスマン皇帝メフメト６世は、
連合国による身の安全と財産保証を秘密条件としてセーブル条約を締結する。
セーブル条約ではクルディスタンの独立も約束された
しかし、トルコ共和国建国の父と呼ばれるケマルが立ち上がり
セーブル条約を棄却し、改めてローザンヌ条約を締結。
ローザンヌ条約により現在のトルコの領土が保持されることになった。
このことでクルド人の国家創設は夢となってしまった。
トルコの人口は約8500万人程度
うちクルド人は20%をも占めている（1500万～2000万人）
そのためクルド人の国会議員も多数存在している
トルコ国内において決して少数民族ということではない
ただしトルコ政府としてはクルド人はいない、
全てトルコ人（トルコに住んでいると言う広義の意味）との立場をとっている。
クルド人問題は端的に言えばクルド人がクルディスタン地域に独立国家を持とうとする運動のことです。運動と言いましたが、中には武装蜂起しているクルディスタン労働者党（通称：PKK）などもおり、民族問わず大きな犠牲も出ております。
まとめ
クルド人問題には解決の糸口もいまだに見つかっていません。
イスラエル・パレスチナ問題とある意味似ていると思います。
仮にクルド人の国家を建国できたとしても火種は残り続ける可能性は高いです。
今のようにクルド人は移民となって世界各地に散らばるしかないのか･･･
いろいろと難しい問題ですが、平和的に解決されることを願っています。
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