日本におけるハンセン病差別の歴史

通史
長まろ
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今回は東京都東村山市にある「国立ハンセン病資料館」に行ってきました。

そこで見た資料や映像などからお話しています。

国立ハンセン病資料館

ハンセン病について

らい菌に感染することで起こる病気
主に手足の末梢神経が麻痺したりして汗が出無くなったり熱や痛みを感じなくなる
重症化すると体の部位が変形してしまう
免疫機能が未発達の乳幼児期にらい菌感染患者から飛沫感染が多い

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らい菌を発見したのがハンセンさんなのでハンセン病と呼ばれます。

(かつてはらい病と呼ばれていました)

早期発見・治療を行えば後遺症も残らず完治する
らい菌に効く抗生物質を飲めば半年から1年程度で治る
薬が無い時代に症状が進んでしまった人は今なお後遺症が残っている

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現代の医学においては完全に「治る」病なのです。

ハンセン病の差別の歴史

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差別の歴史を簡単にまとめると・・・

・昔から差別の対象となっていた

(外見的特徴が出る病気のため)

・原因がわからなかったため、未知への恐怖から隔離政策をしていた

・法律によってほぼ強制的に患者を療養所へ押し込んでいた

・戦後もしばらく隔離政策は続いた

何を学ぶか

長まろ
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偏見や差別は無知から来るもの。
正しく知ること、理解することで防げることも多いと思いました。

国立ハンセン病資料館について

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写真撮影OKであったものはこちらに掲載いたします。

ハンセン病患者は手足の感覚が無い場合があり、ヤケドに気付けないため湯呑みカバーが必要でした。

ボタンかけも指先が思うように動かないため、特殊な器具を使っていました

療養所内でのみ通用するお金も発行されていました

監禁室に入れられた患者のご飯です。かなり粗末な扱いだったのがわかります。

療養所への入園を勧めるパンフレットですが、基本良いことしか書いてません。
実態は放送でもお話した通りですが監獄に近いものでした。

ハンセン病患者が取り戻せていないものです。

長まろ
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ほとんどがSNS等での紹介NGだったので、紹介したのはあくまで一部ですが、無料の資料館にも関わらず大量の展示がありました。近くに寄った際はぜひ行ってみてください。

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